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二胡との日常

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合宿日記その7 四日目の午後 呉老師登場!

合宿の四日目、午後です。
もうこのあたりになってくると、すっかりこちらで出される食事にげんなりしてきていました。
なんだろう、あまり箸が進まないナア・・・
おなかの調子が微妙にずっとよくないナア・・・油が合わないのか・・
エビの髭めっちゃ長い!なんか怖い!

↑コレ

終始おそるおそる食べてたような・・自分が食に関して結構臆病者だということがわかりました。

なんて感じで、後半は売店で買ったグリコなどの駄菓子で飢えをしのぐ始末。

売店に売ってたグリコ(格力高 ge1 li4 gao1)のpejoyという菓子。
(ロッテのトッポにそっくり。普通にうまい。日本の味がする。情けないけど、ほっとする。)
後ろは同じく売店で買ったノート。紙質はあんまりよろしくない。表紙の言葉は他にも数種類ある。お土産にしようかと何冊か買ってみたけど、あまりもらってもらえない。

寮からまた長い道のりを行き、グループレッスンへ向かいます。
上海音楽学院から来られた先生の最後の一人、呉旭東老師のレッスンです。
 
これの


この白黒の写真の方です。

ずっと前に見たDVDのお姿より、ほんの少しぽっちゃりされた・・?
見た目はスポーツなんかをしてそうな明るいお兄さんという感じ。少し高老師に雰囲気が似てるなあ。
正直言うと、一番親しみやすかったというか、気さくな感じの方でなごやかな雰囲気のレッスンでした。内心どう思われてるのかはさておき終始拙かった私にも優しくレッスンしてくださいました。

ここでも「楽器を体に近づけすぎちゃいけないよ」と指導あり。もちろん「放松」も。
私は引き続き牧羊女を見ていただいたのですが、快弓などの具体的な技術面についてと、あとは「緊張」についてアドバイスをいただきました。
いわく、練習から舞台のつもりで。そして舞台では練習のように。
それには舞台での経験を積むこと。
そして自分にプレッシャーを与え続けること。普段からプレッシャーに慣れること。

私の知り合いのギター弾きの人も、むかーしむかし、同じことを言っていたなあと思い出しました。
「練習する時に目の前にお客さんを想像するから、緊張するよ。そのお客さんに向かって弾くねん」

ちなみに呉老師の楽器は、高老師の韶琴でした。
めっちゃ大きくて朗々とした張りのある音だったなあ。

さあ、この翌日は恐怖のミニ演奏会ですよ・・
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合宿日記その6 宋飛さんの公開レッスン

なんとか年内に完結したい、そんな合宿日記の4日目。

午前中は宋飛さんの公開レッスンです。
今日も宋飛さんは全身黒のお召し物で登場。(誰かに似てるような・・きっと気のせい)
事前に指定された四人が壇上にあがり、レッスンを受けます。

今回の合宿の課題曲は、二胡の古典曲。
曲目は、一枝花、空山空語、月夜、独弦奏の四曲となりました。
ちなみに一枝花は私の先生である鳴尾牧子老師でした。

あの宋飛さんの個人レッスンが受けられるなんて、どんな気持ちでしょう。
別の中国語がわかる二胡友さんにぴったりとはりつき、内容を教えてもらいつつもその動きにくぎ付けでした。
ハイポジションを弾く時は、腰をひいてちょっと体と楽器の間を空ける、ということを仰ってました。密着しすぎると音が響かないそうです。



後から教えてもらった内容をざっとノートに書きとめたので、今読むと「??」ということがたくさんありました。

ここでも繰り返し仰っていたのは、「放松」。
力を抜いて、自然に、リラックス。

この合宿を通じていろんな先生のレッスンを受けましたが、共通してこの言葉は何度も出てきました。
今更なのは十分承知で、「あーもっと真面目に中国語を勉強しとくんだったなあ」と百回くらい思いました。微妙なニュアンスをもっともっと汲み取りたかったです。

もしも二胡合宿を検討されている方で言葉はそんなに・・という方には自身の反省も含めまして言葉を(ちょっとでもいいので)勉強していくといいですよ、とお伝えしたいです。
ってそんな熱心な二胡ラーさんは中国語は普通に勉強されてるかな。

なんだかまとまりがどんどんなくなってきた。
レッスン終了後に、合宿前に前のりして行った上海書城で買ったCDにサインしていただいたのですが、どうやら関知されていないCDだったらしく「なんだこれは??(偽物??)」って感じで怪訝そうにされてしまい大変焦りました・・・


幼稚園とメープルガーデンカフェ 無事終了

気づけばもう12月ですねえ。
いろいろあった2014年もあと一か月を切りましたです。

11月もたくさんの場所で演奏させていただきました。
先日の11/25には、お久しぶりの兵庫県、尼崎市での演奏のお仕事。
幼稚園の音楽会にお招きいただき、ピアノの鞆さんと二人で行ってきました。
兵庫は一年前に今の場所へ引っ越す前に住んでいた場所で、やっぱり懐かしいです。
以前武庫之荘駅前のラウンジで演奏のお仕事をさせていただいていた時に、お店の常連の方からいただいたお話で、それももう一年以上前のことになります。
やっと実現できました。

(この時の荷物たち。二胡体験のためにいつもより多く担ぎました!)

知らなかったけれど、二胡友のお子さんもこの幼稚園に通っていたそうで「(こちらで音楽会をするなら)なんで言ってくれへんの!」と言われました。ビックリ!


(プログラムを作ってくださっていました。かわいい!)

当日はあいにくの雨天でしたが、園児たちの圧倒的パワーにそんな天気も吹き飛びそうでした。
子供たちは本当に素直。質問にも元気に答えてくれるし、一緒に歌ってね、というと元気に歌ってくれるし、「二胡弾いてみたい人!」ときくとみんな元気に手をあげてくれました。
なんていうかもう本当に元気。
一度舞台そでにはけてからの、アンコールのアナと雪の女王は大変なことに。
MC「アンコールは、アナと雪の・・」

園児たち「ギャアアアアーーー!!!」

おおげさでなく絶叫でした。
最前列の女の子は両手で顔をおおって叫んでました。

・・・いまだこれほどの人気をほこる・・アナ雪、おそるべし!

プログラム中盤で二胡の体験を入れたのですが、思ったよりもみんな物怖じせず手をあげてくれて楽器に親しんでくれました。後で聞いたところによると、保護者の方の中にも「体験してみたかった」と仰っていた方がいらしたとか。
幼稚園の先生方や、園長先生にも本当にあたたかく迎えていただきまた一つ貴重な経験をさせていただけました。
子供たちのパワーってすごいなあ!
まっすぐでまじりっけがない感じ。

園児たちがくれた花束。
2ステージだったので花束も2セット。


そして11/30は、三重県桑名市のメープルガーデンカフェさんにて、アンサンブル翠でのコンサートでした。
1時間ほどの長いコンサートを3人でやるのは、かなり久しぶり。
今は住む場所がバラバラなのでなかなか練習する時間を取ることも難しいのですが、そこはそれ、脈々と受け継がれる「なんとかなるなる」の精神は弟子たちにも健在。
二胡を知らない方にも楽しんでいただきたい、でもせっかく二胡だからその魅力も知ってほしい、そんな気持ちをこめてセットリストを考えました。

まだまだ東海地方では新参モノの私たち。
どれくらいのお客様が集まってくださるかとても不安でしたが・・・
ふたを開けてみると予想以上の予約の方と、当日お越しいただいたお客様で店内は満員御礼!
席が足りずに補助席で聴いてくださった方も・・・

本当にありがとうございます!

お客様の雰囲気もとてもあたたかく、私たちも楽しんで演奏することができました。
二胡を習われてる方もたくさん来てくださって、新しい二胡朋友とも知り合うことができました。

貴重な場を提供していただきましたメープルガーデンカフェさんへ、心からお礼を申し上げます。
宣伝の協力をしてくださった二胡友さん、そして口コミでお友達を誘ってくれた方、いつも応援してくれる友達、みんなみんなありがとう!
そして何より、来てくださったお客様、それから一緒にこの場を作りあげてくれた翠のみんなにありがとう!

しばらく続いた演奏の日々ですが、これからしばしお休み?充電と言いますか、自分自身の課題曲へ取り組む期間にしたいと思っています。
私にとってかなり難曲で、先日の幼稚園の演奏の時に会った二胡友に
「その曲、引っ越す前にも言ってたよね、難しくて何がなんだかわからないって」
と言われ「一年以上も足踏みしっぱなしかよ!!」と自分に衝撃だったので・・

パワーアップしてまた演奏に還元していけたらいいなあと思います。
そのほかにも、来年の3月には早くも次の中国語検定があるので、そちらにも挑戦したいし、自習していたコード理論や楽典の勉強ももっとすすめていきたいな。
なんてことを考えています。

次回は合宿日記の続きをアップします。(えへ)
年内に完結する予定です。(えへへ)

イオン桑名SC カフェオンブラマイフ 終了~

毎週ごと、台風一過が来るたびにひんやりとしてきました。
こうしてパソコンに向かってキーボードをたたいていると、その腕の間に猫がはさまってくるようになります。ああ、冬が近づいてきたなあ、と思います。

私は冬生まれだからか、冬が好きです。
クリスマス、お正月、誕生日とイベントが多いし、寒い日にこたつに入って暖かいお鍋をつつくのが一番幸せなことではないかと思っています。

そんなわけで、10/11に開かれたイオン桑名ショッピングセンターさん、それから津市のカフェオンブラマイフさんでの演奏を無事終了することができました。
異例の一日三回公演。移動時間や体力、コンタクトレンズの具合など、どうなるかなと思っていたこともなんとか問題なく。
これも力を貸してくれる人達のおかげです。一人ではとうていやり遂げられません。

イオン桑名さんでは、こーんな感じでたくさんの方が聴いてくださいました!パノラマ撮影素晴らし~いっ

 
広い吹き抜けのホールに音がよく響いていました・・・
噴水広場なのですが、演奏の時だけは噴水が止まります。

2回目とも来てくださった方もいらっしゃいましたし、終わってから声をかけてくださった方、三重の友達もたくさん聴きにきてくれて本当に幸せでした。
本当にありがとうございます!
買ったものの、いつ着るネンと思っていた派手めの衣装もやっと日の目をみることができて、よかったと思います。

2ステージ終了後は、すぐに機材一式を車に積み込んで津市へ移動。
道路もやはり混んでいたのでだいたい一時間くらいかけて到着しました。
海辺に佇むカフェ、オンブラマイフさんです。こちらもパノラマ写真で!


こちらではよりお客様に近い距離で、お店のピアノで演奏させていただきました。
やっぱり電子ピアノと違っていていいですね。
お客様の中にはかなり遠方から足を運んでくださった方も。皆さんとてもあたたかくて、本当に幸せな気持ちで演奏させていただきました。
何か小さなものでも、持って帰っていただけたらいいなと心を込めて音楽を届けました。

三重にやってきて11月で一年になります。
まだまだ未熟ですが、これからもどんどん皆さんと出会っていきたいなと思っています。

さて、今週末は自分の結婚式で二胡を弾きます。
身内がほとんどのパーティーですが、喜んでもらえるといいな。

そして月末にはデイサービスさんでボランティア演奏です。
演目を考えました。こちらも楽しんでいただけるといいな~


上海日記 その5 三日目午後は宋飛さん登場

10月は毎週、二胡の演奏が入っています。ありがたいことです。
久しぶりにやる曲もあるのでもう一度おさらいしつつ、基礎もしつつ、レッスン曲も時々・・(先生ごめんなさい)やりながら過ごしています。
わたくしごとですが今月ケコーン式を挙げたりもあるので、その準備にも追われていたりします。
とにかくいろいろとある10月。

長い言い訳を前ふりに、合宿日記です。
3日目の午後はいつもと違い、校内の講堂へ集まるように言われました。

いよいよ登場。
国家一級演奏者、宋飛さんの講義です。バーン!


講義・・・これは、ありがたいお話がたくさん聴けるはず!

中国語さえわかれば・・・

そこで中国語が残念なレベルの私は、我が師である鳴尾老師にぴたりとはりつきました。
(あ!ほんとに張り付いたわけではないですよ!)
中国語が堪能な先生が、私達生徒のために通訳をしてくださいました。
それを必死にノートに書き留めます。録音もしてみた。いつかこれを自分の力で聞き取れるようになれる日が来る!・・・かもしれないし!


(講義の場所はこんな感じ。通訳していただくので、後ろの方で拝聴。)

以下、ノートになぐり書きされたメモの一部。
自分でも何なのかよくわからないとこもあったりして。

音楽とは何か どこから来たのか
何の為に音楽をするのか

労働の掛け声 一緒に歌う →はじまり 労働
愛を語る時に お互いの感情を伝える  愛
神への儀式 歌、音楽をささげる   神

まちがいを恐れず、表現する

音楽はいろいろなものを 人の精神も表現することができる

文化 祖国 民族

どんな情景の感情が描かれているのか、ということがわかればもっと深く音楽がわかる。
人よりうまく弾く、というのではなく、感情を理解するように。

などなど・・・

あとで見返すと、ノート7ページ分くらいメモしていました。
その間宋飛さんは、その柔らかな声で歌い、語り、実際に弾いて説明してくださっていました。

宋飛さんの声は美しかったです。歌もとってもお上手でした!
いろいろな地域の民歌の特徴を、実際に歌って比較していました。これを二胡でも表現しないといけないんですね。

長時間の通訳、本当に大変だったと思います。
鳴尾先生がいらっしゃらなければ、私はほとんど講義の内容をつかむことができなかったでしょう。。先生ありがとうございます!

そんなわけで、次の日も宋飛さんの授業は続きます。