忍者ブログ

二胡との日常

Home > ブログ > 二胡

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


上海日記 その2 二日目はグループレッスン

皆さんこんばんは。
前回の記事を書いてしばらく経ってからアクセス数を見たところ、普段と比べて何倍もの方が来てくださってようでうれしかったです。

またしても遅くなりましたが、つづき。

合宿場所である高風中学の宿舎では、日本人の二胡朋友と三人で相部屋になりました。
と言っても二胡の世界とは狭いもので今回の日本人参加者さんとは、ほとんど顔見知りでした。
というかほとんどが同門生でした。
当初「遊びに来たわけではないのだ・・!」なんて気負っていましたが、やっぱり外国で知ってる人の顔を見るとほっとしてしまいます。

出発前に散々うわさでは聞いていましたが、この宿舎のベッドの下は板の土台にゴザが敷かれているのみそれから薄い夏用の掛布団。
あとは各部屋に日本のコンセントが挿せる電源タップ、洗濯ものを干すためのハンガー、靴下なんかの小物を干す洗濯ばさみが何個かついたやつ、電気式蚊取りマット、ゴミ袋、紙コップ、あと大量のミネラルウォーターが用意されていました。親切。

合宿中に出る洗濯物は、手洗いです。ベランダに干せます。私は洗濯石鹸ウタマロを持っていきました。
過去合宿に参加したことのある友達からのアドバイス通り、私は薄い掛布団を半分だけ下に敷き、残り半分を上にかけるという「柏餅戦法」で就寝しました。

二日目。

7:30 朝食。
昨晩夕食を食べた食堂に行くと、各テーブルには料理となぜかペプシの缶が。
「昨日のコーラが一夜明けたらペプシになった・・」
とか思いながらいただく。ペプシもやはり常温。なぜか缶がボコボコ。



基本的に9:00~11:30が午前のレッスン、15:00~17:30が午後のレッスンという時間割。
いよいよレッスン開始です。
4つのグループに分けられましたが、私達日本人は一つのグループに。
第一回目は、陳春園先生の授業です。

陳先生といえば、翠のメンバーである安田さんが留学中に師事していた先生。
いろいろと話を聞いていただけに期待と緊張が高まります・・

音楽室へ集まり、グループレッスン。
「この授業ではまず皆さんの音を大きくしたい」
という言葉で始まったレッスンは、基本中の基本である解放弦から始まりました。
陳先生から解放弦を教えていただけるなんて・・なんて贅沢なんでしょうか。

「弓を持つ時の手は、コップを持つ時のように自然な動作です。」
(ここで陳先生、実際に近くにあった紙コップを手に取る。)
「コップを力いっぱいにぎる人はいません。」
(ここで持っていた手にぐぐっと力を入れる。コップがメシャっとなる。)

それから音階練習をへて、後半は一人ずつ自分の持ってきた曲を見ていただくことに。
他の人が弾いている間も、みんなそれぞれ持ってきた曲集の該当のページに注意点を書き込んだり、メモを取ったり、録音したりしていました。
私は牧羊女を弾いたので、アラビア音階をよく練習しておくようにということと、押し弓の時の右手などを指導いただきました。

ちなみに、牧羊女ってこんな曲。


「あとで音階の練習曲のコピーを配布します。合宿中に音階コンクールをやります。よく練習しておくように」

陳先生の最後の言葉にまたもや緊張がはしります・・
陳先生のレッスンを受けての印象、感想は、「日本人向けに優しめ(易しめ)にレッスンしてくれたのかな」「厳しい雰囲気を持ってはるけれども、時々見せてくれる笑顔はめっちゃ優しい」

陳先生の厳しさと優しさに(ツンデレ?!)に早くも虜の出會でした。

つづく・・
PR

上海日記 その1 二胡の夏キャンプに参加してきました!

帰国後のあれやこれやを片付けているうちに、あっという間に10日ほど経ってしまいました。
遅くなりましたが忘備録として、記録として、上海でのことを書いておこうと思います。
もしも、もしも待ってくださっていた方がいらしたら、お待たせしてすみません!

2014年二胡大师班夏令营(夏キャンプ)に参加してきました。
キャンプの概要は、→こちら

期間は7/12~7/20でしたが、初日と最終日は移動日なので実質は一週間の合宿です。
上海音楽学院での集合は7/12の午後でしたが、私は一日早く上海入りをしました。
台風8号の影響で一時はどうなることかと思いましたが、上海太郎のおかげか無事出国に成功。(飛行機は遅れたけど)

今回の参加者は40名で、そのうち私を含めて9名が日本人でした。
バスに乗って合宿場所である余姚市の高風中学に到着。



ちなみにこれが学校の門。このずっとずっと奥まで敷地は続く・・
どんだけお金持ちの学校なのだろう!すごい!

と感嘆している間もなく、すぐに楽器を持って夕食に行くよう指示が。(この時点でちょっと緊張が始まっている)

ちなみに初日の夕食はこんな感じ。

なぜか常温になったスプライトとコーラのペットボトルが・・・(結局夕食と昼食には必ずこの常温のスプライトとコーラが一貫して出続けました)
肝心の料理ですが、おいしいのですが日本人の舌には少ししょっぱくて、油が多いかも。

食べ終わるとすぐに別の棟にある講堂へ移動。
ここで始まったのは、クラス分けのために参加者全員と学院の先生方の前で自分の準備してきた曲を弾く、というものでした。と言っても時間がないので前奏だけとか、一段だけとかなのですが。

それにしても、着いて早々の緊張です。


私の席から見えた風景。写ってないけどいっぱい学生さんがいるのです。
みんなものすごくうまい人ばかり。

見ていただく先生方も、音楽学院の陳春園先生、段皑皑先生、ジョージ・ガオ先生(親しみを込めて英語名にしてみました)はじめとして、著名な方ばかり!
自分のあるがままに弾くしかないのですけれども。やはり緊張しました。

先生方の前で準備してきた曲を弾いて、それからその他に教わりたい曲を数曲あげなさいとのこと。
私は「牧羊女」を弾いて、教わりたい曲は「病中吟」と「戦馬奔騰」をあげました。

この日はそれにて解散。
それぞれが割り振られた部屋に戻っていったのでした・・

つづく

あ、書くのを忘れていましたが、別の部屋で開会式もありました。
王永徳先生も同席されていて、久しぶりにお元気な姿を見ることができて本当にうれしかったです。
ほんとにほんとにうれしかったです。

上海音楽学院 二胡夏合宿に参加します

やっと遅れて梅雨がやってきた感じです。
やっとキタと思ったら、各地で様々な被害をもたらしたりして、なんだか極端なやつだな・・と思わずにいられません。

そんなここ数日、私はというといろいろな準備に奔走しておりました。
というのも、今年は初めてこれに参加しようと思っているからです!

2014年二胡大师班夏令

これは上海音楽学院で毎年開かれている、二胡の夏合宿です。
実際には上海ではなく、かなり南に位置する余姚(ユーヤオ)という市にある中学校で行われます。
合宿は12~20日まで。(初日と最終日は移動にあてるみたいなので、実質のレッスン期間は一週間ほどですね)
私は一日前のり、後ろは一日後のり(とは言わないか)をするので、11~21日まで中国に行ってきます。
日が近づくにつれて、胸のドキドキがとまりません。とても緊張しています・・
おそらくまわりはレベルの高い方ばかりでしょうし、レッスンもかなり難しいものになると思います。

今回はボコボコにへこむ覚悟で行ってきます。
恥いっぱいかいてきます。
きっと、絶対、楽しい合宿になんてならないでしょう・・・

前のりと後のり日では、初めて一人で上海を散策する予定です。 スリなどの危険に気を付けつつ・・勉強した中国語を生かしてきたいと思います。
いろんな意味で今回の中国行きは私にとって冒険なのです!

また帰ってきたら(そして凹みから復活したら)、合宿の内容をいろいろレポートしてみたいと思っています。

鳴尾弦楽団セカンドコンサート、無事終了!


昨日、かねてよりお知らせしていました鳴尾弦楽団のセカンドコンサートが無事終了しました。
足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
団員一同お礼申し上げます!

最初に芸文センターの中ホールだと聞いた時には、800席なんて!と衝撃が走ったのですが、ふたをあけてみればほぼ満席の大盛況でした。
コンサートの内容も、鳴尾先生のこだわりとチャレンジ精神がぎゅっとつまっていたと思います。
二胡のコンサートで、スモークがたかれたり、ミラーボールがぐるぐるまわったり、太極拳の華麗な演武があったり、かつてあったでしょうか?!(あるかも)
来てくだった方へ、ねっ普通のことはしないって言っていた意味がわかっていただけたでしょう?(笑)

毎回の無茶ぶりに団員もついてゆくのに必死だったりしますが、それだけに日々鍛えられてファーストコンサートの時よりもずっとレベルアップした演奏をお届けできたのではないかと思います!

次回は来年4月の中国音楽フェスティバルとのこと。もうすでに老師の構想は作り始められているようです。次はどんなアイデアが飛び出すのか・・ドキドキです!(いろんな意味で)


昨日の衣装です。翠の三人でキメてみました。ゴミ箱写ってますが気にしないでください。

終演後、高老師と一緒に撮っていただきました。(私、顔でっかいな・・・泣)

高老師の演奏を間近で見られたこともとてもいい経験になりました。

プログラム最後の曲「蒙風」で、高さんの呼吸を読みながら演奏できて興奮したしおもしろかった。

高老師には、来月に参加する上海音楽学院主催の夏合宿でまたお世話になる予定です。
それまでにもう少し中国語が話せるようになりたいなあ。

名古屋で試し弾きまくりっ

昨日、名古屋にある某楽器店さんで二胡の試し弾きをさせていただきました。
部屋にずらりと並べられた二胡、いっぱい。
ざっと20棹弱くらいはあったでしょうか。

同じモデルの二胡に違う弦を張った、きき二胡弦もできたりして、とても興味深く体験させていただきました。
担当の方とのお話も尽きず、ついつい長居してしまいました。

Golden Lionという弦を購入しました。
担当の方いわく、はっきりと好みが別れる弦とのこと。
私は試した時に「うわあ!」と声が出るくらいにいいなと思ったんですが、自分の楽器に合うかどうかまだ不明です。
鳴りが他の弦と違うと感じました。普段使っているレッドドラゴンよりも振動がすごかったです。
ほんとにライオンが吠えてるみたいだった(笑)

私がメインで今使っている楽器は二台あるのですが、一棹は二年程前に皮を張り替えたこと、もう一棹も買って間もないことがあってどちらもまだ音が固いです。
下手な弦を張ると振動がものすごく(特に内弦)、コントロールが難しいのです。

そんな楽器にはたしてこの弦が合うのかどうか。。。

楽しみです!