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二胡との日常

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1/24 明日二胡でゲームミュージックします。

寒中お見舞い申し上げます。
気づけば新年明けてから演奏スケジュール以外の記事をアップしていませんでした。

改めまして、昨年は新天地三重で、たくさんの出会いとご縁をいただきました。
たくさんの方に支えていただき無事新年を迎えることができ、大変感謝しております。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!


・・・・遅ッ  (・・すみません。今年も相変わらずみたいです・・)


今年もありがたいことに演奏のご依頼もじょじょにいただいておりまして、楽しい一年になりそうです。
これをどこかで読んでくださっているあなたに、どこかでお会いできるといいなと思っています。

そんな新年一発目。
私にとってのはじめての試み、「二胡でゲームミュージック」です!
普段とはまったく違うジャンルなのですが、今回不思議なご縁があって出演させていただくことになりました。
私はこう見えて、子供時代はファミコンに夢中になったものでした(見たままか・・)。

そんな時代を思い出しながら、ずっと好きだったゲームの曲を掘り起し、伴奏も初めて打ち込みしてみました!こんなにパソコンとにらめっこして準備したライヴは初めてかも。
他にも初めての試みをします!


こんなことしちゃったり。(弾きにくかったから塗装はがしました)
そう、エレキ二胡です。初めて披露します。

二胡でこんな曲やる?!という驚きを届けたいと思います。
他にも10組以上のグループが出られるので、聴きごたえあると思いますよ~
ゲーム好きな方はぜひぜひ。


アニソンまんがまつり スピンオフ企画Vol.3「ファミママⅣ~導かれし者たち」(仮)
公式ページ
http://geppette.at.webry.info/201501/article_1.html

17:30open  18:00start
チャージ:1600円 (1ドリンク付)
場所:R&B Melrose(名古屋市中区錦二丁目12番8号 御幸本町ビル地下1階)
http://www.geocities.jp/melrose6788/
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合宿日記その10 張老師について

いよいよ合宿日記も6日目となりました。
年内完結は無理・・?どうかなあ。

6日目の午前は、前日で公開レッスンを受けた張老師のグループレッスンです。
各自15分ずつくらいで個人レッスン形式で順番に受けていきます。

張老師の音は、私が持っているいわゆる北京なイメージの、エッジの立ったとても大きくてシャープな音でした。
間近で聴くとその印象がさらに強くなりました。
室内はエアコンがきいていたのですが、ききが悪かったのかずっと大きな扇でパタパタされてたのが印象的。北の人は暑がりってほんと?

使われている二胡は六角で、台座全体をすっぽり包むがごとく?すべり止めが貼られていたのにちょっと驚かされました。金属の微調整具に、デンペンに白いテープ。普通の置いて使うタイプのチューナー。(以上なんとなくのメモより)

今回デンペンに医療用のテープを貼っている先生、多かったです。
私は楽器によって貼ってあったりなかったり、統一感がないのですが、貼ることによってデンペンのすり減りが遅くなるのと弓に多少の抵抗が生まれること、弓を置いた時に「カチッ」と音がしにくくなる、みたいな効果がある・・と思っているのですがが皆さんはどんな目的で使われてるのでしょうか。
(ちなみにテープの種類によってはすぐにベタベタになってしまって非常に塩梅が悪いものもあったりして、コレといったテープがみつかりません。いつも友達のをもらって貼ってるな・・)
話が横道にそれましたが、今回もまた公開レッスンの時と同じ曲を見ていただき
「うん、まあ昨日よりはすこーし左手よくなってるね」
と言っていただけて一安心。

くせはなかなか直すのが大変ですが、一度「いやだな」と意識にのぼれば自然と直す力が働くのだと思います。

まず、うまい人と自分との違いをみつけること。
間違いに気づけなければ直すこともできない。
公開レッスンの時に張老師が仰っていた言葉です。

今回一緒に参加されていた日本人の同門生の方が、劉明源氏作曲の「河南小曲」を課題曲として弾かれたのですがそこで張老師は

「この曲は私の師事していた先生の曲です、もっと原曲に忠実な楽譜があるからあとで渡しますね」

とちょっとうれしそうに(そう見えました)、仰ってました。確かに前回の記事で紹介した張老師のプロフィールの中でも「1982年考入中国音乐学院,师从刘明源教授,」と書かれていますね。

そして後で本当にその楽譜を私達日本人のグループに一冊くださったんです。

なんて優しい・・!!

作曲者に直接教わった方から習えるなんて、なかなかない機会だと思います。そしてこんな難しい曲を見てもらうなんて、改めて合宿に参加されている方のレベルの高さも実感しました。。

レッスン後、張老師が楽器をしまってらっしゃる二胡ケースに目がとまりました。
(確か黒色で)エナメルのかっこいい二本挿しのケースだったんです。
ずっと二本挿し用ケースを替えたいと思っていたので、思い切ってどこで買われたのか質問してみました。

残念ながら完全オーダーメイドだそうで、私のケース探しの旅はまだ続きそうな感じです。

合宿日記その9 張老師の公開レッスン

今年も残すところあと2日!というか今日ももうすぐ終わりますね。
記録としてつけはじめた合宿日記、のんびりしすぎです。

実際にあったことを文章にするという作業が、こんなに難しいとは舐めていましたね・・ともあれ続きです。

今回の合宿では、なんというかもうとにかく「全員の前に出て一人で弾かされる」ということがほぼ毎日?のようにあり、緊張の連続でした。
(来られていた他の日本人の方で、それを「公開処刑」と呼んでらっしゃる方も(笑)確かに~)
5日目の3分演奏会の後、陳老師が数人の生徒の名前を読み上げてるなあと思ったんです。(この時点でよくわかってない)
そうこうしているうちに、なんだか聞き覚えのある名前が呼ばれました。

私(の名前の中国語の読み)だ!!

なに?なになに?!何かあった?
恐怖におののいていると、日本人のグループのみんなが言っているのが聞こえました。
「さっき呼ばれた人は午後からの張老師の公開レッスンに出るようにって!」

なんですとー!!

そんなわけで味のしない昼食を食べたのち、張老師の公開レッスンへと向かいました。
ちなみに、張尊連老師の紹介ページはこちら
北京にある中国音楽学院の副教授・・いやぁ・・すごい方だったんですねぇ・・(すみません知りませんでした・・)。

今回A~Dに分けられたグループの中から2名ずつ、今回の公開レッスンを受けました。なので計8名だったと思う。
確か私はトップバッター。緊張のあまり記憶が曖昧です。
私が指摘されたのは左手の薬指でした。
とにかく左手をリラックスさせること、指の形を変えないこと他の指と同じように指の方向をまっすぐにすることを指導いただきました。そうすることによって均一なヴィブラートがかけられると。
演奏する時に身体は自然に近ければ近いほどよいと仰っていました。
しゃべりながら、こういう形にするんだよと手を握って形を作っていただき丁寧に教えていただきました。手がとてもあったかい方だったのが印象的でした。

その後も数人の学生さんが指導を受けていたけれど、「あの子はうまいなあ」と思っていた人も結構壇上に呼ばれていて、「そんなこと初めて言われた」みたいな感じで表情がものすごくこわばっている子もいたりして「北の先生と南の先生との指導内容はかなり違ったりするのかな」と思ったりしました。

印象に残った内容。
曲に合わせたヴィブラートを入れること。
二胡のヴィブラートは四声に関係している。なのでヴァイオリンとは基本的に違う。
すべての音に入れてしまうと「しゃべり方が」おかしくなってしまう。

翌日の午前は張老師のグループレッスンです。


寮に戻る道の夕暮れ。

合宿日記その8 ド緊張3分発表会

なんとか年内に完結させたい、そんな合宿日記。
合宿もいよいよ5日目です。

朝食に毎回出てくるコレ。酸酸乳。

この飲み物にいよいよげんなりしつつ・・
ちなみにパッケージに印刷されているのは、五月天というアイドル?バンド?グループみたいです。(今調べてみたら、メイデイという台湾のロックバンドだそうです)

↑ちなみに、三人メンバーが集まったところ。あとのお二人は合宿中に出会えず。

どうでもいい情報だけど、ストローの差し込み口のところにそれぞれのメンバーの担当楽器のイラストが入っていて芸が細かい。
五月天のメンバーには何もうらみはないが、このすっぱ甘い飲み物(酸酸乳)もうイランー!

なんてことを書いてたけど、今改めて写真を見てたら懐かしくてまた飲みたいような気がしてきた。

この日は朝食後にホールに集合するように言われました。「楽器を持って行くように」
緊張が走ります・・
なんとなくそんな雰囲気がしていたから、朝食も普段と比べるとあまりのどを通らなくて・・(同じテーブルで見てた人からしたら「え!モリモリ食べてたじゃん」と思うかもしれませんが、普段と比べると減っていたのです、ええ。)

王永徳老師も含め老師全員が見守る中、一人だいたい3分間演奏するようにとのこと。
課題は古典曲。


こんな雰囲気。
めちゃくちゃうまい人ばかりに囲まれて、たった一人で(当たり前だけど)弾くんですよね。
ちびりそうになっ緊張しました・・

その時のメモの一部。

「古典曲との指定。
独弦奏、良宵、江河水が多かった印象。
やっぱり上手な人は自信がオーラになってるなあ。表情に余裕がある。
指先、手首、腕、無理な力がどこにもなく動きが美しい。音が大きくて意志がある。

陳春園さんのDVDに出ていた生徒さんは、やっぱりすごくうまいなぁ・・」

この時、老師席に座っている張老師が、個々の演奏を聴きながら手元の名簿にびっしりとメモをとられていたとは、知るよしもありませんでした・・

つづく(ちょっとドラマ風に終わってみたかったけど、文章力なさすぎでザンネン)

合宿日記その7 四日目の午後 呉老師登場!

合宿の四日目、午後です。
もうこのあたりになってくると、すっかりこちらで出される食事にげんなりしてきていました。
なんだろう、あまり箸が進まないナア・・・
おなかの調子が微妙にずっとよくないナア・・・油が合わないのか・・
エビの髭めっちゃ長い!なんか怖い!

↑コレ

終始おそるおそる食べてたような・・自分が食に関して結構臆病者だということがわかりました。

なんて感じで、後半は売店で買ったグリコなどの駄菓子で飢えをしのぐ始末。

売店に売ってたグリコ(格力高 ge1 li4 gao1)のpejoyという菓子。
(ロッテのトッポにそっくり。普通にうまい。日本の味がする。情けないけど、ほっとする。)
後ろは同じく売店で買ったノート。紙質はあんまりよろしくない。表紙の言葉は他にも数種類ある。お土産にしようかと何冊か買ってみたけど、あまりもらってもらえない。

寮からまた長い道のりを行き、グループレッスンへ向かいます。
上海音楽学院から来られた先生の最後の一人、呉旭東老師のレッスンです。
 
これの


この白黒の写真の方です。

ずっと前に見たDVDのお姿より、ほんの少しぽっちゃりされた・・?
見た目はスポーツなんかをしてそうな明るいお兄さんという感じ。少し高老師に雰囲気が似てるなあ。
正直言うと、一番親しみやすかったというか、気さくな感じの方でなごやかな雰囲気のレッスンでした。内心どう思われてるのかはさておき終始拙かった私にも優しくレッスンしてくださいました。

ここでも「楽器を体に近づけすぎちゃいけないよ」と指導あり。もちろん「放松」も。
私は引き続き牧羊女を見ていただいたのですが、快弓などの具体的な技術面についてと、あとは「緊張」についてアドバイスをいただきました。
いわく、練習から舞台のつもりで。そして舞台では練習のように。
それには舞台での経験を積むこと。
そして自分にプレッシャーを与え続けること。普段からプレッシャーに慣れること。

私の知り合いのギター弾きの人も、むかーしむかし、同じことを言っていたなあと思い出しました。
「練習する時に目の前にお客さんを想像するから、緊張するよ。そのお客さんに向かって弾くねん」

ちなみに呉老師の楽器は、高老師の韶琴でした。
めっちゃ大きくて朗々とした張りのある音だったなあ。

さあ、この翌日は恐怖のミニ演奏会ですよ・・