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二胡との日常

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Mike Chiangさんがやって来た

二胡奏者でオーケストラのコンダクター、Mike Chiangさんがシンガポールから来日されました。

東京でライヴをされることは事前の告知(↓これですっ)

で知っていたのですが、その前に大阪に来られるとご連絡をくださったので、三重から会いに行ってきました。

いつもレッスンを受けている、私の師匠鳴尾牧子先生のレッスン室に老師をはじめ、何人かの生徒のみんなで集合!
みんなでMikeさんのミニレクチャーを受けたり、鳴尾老師のダラブッカや手鼓にのって二胡を弾いたり、貴重な時間を過ごしました。

私も一曲弾いてみて、と言われて葡萄熟了を弾かせていただきました。
みんなに囲まれて・・なんだか緊張したー!!
でも老師の手鼓とご一緒できて緊張しながらも楽しかった。

みんなの楽器のデンペンにお勧めの保護テープを自ら貼ってくださったり、楽器や演奏の技について詳しく教えてくださったり、とても優しい紳士な方でした。
実年齢も教えてくださったのですが、とてもお若く見えます。そしてファッショナブルでスタイリッシュな方。
Mikeさんが指導されている民族楽器オーケストラや、Mikeさんご自身のライヴの動画もいろいろと見せてくださったのですが、選曲のジャンルも多岐にわたっていて意外性があり、ものすごくおもしろかったです。自分のライヴの選曲にも参考にしたいと思いました。
二胡を自分ができる表現方法の一つとして、興味のある楽曲にこだわりなくチャレンジしてみたいと改めて思ったり。

ちなみにお勧めのテープは中国製の医療用のものだそうです。
貼っていただいたテープは、私が使っていたテープよりも表面がきめ細かくて、そのおかげで貼っても運弓がそこまで重くなることはありませんでした。ちなみに北京のメーカーぽい。
日本のテープは品質がしっかりしていて粘着力が強いので、楽器にはあまり向かないのだとか。
以前上海の合宿に参加した時に、向こうの先生はみんなデンペンの上にテープを貼ってるなあと思ったのでした。デンペンだけだと保護しきれない部分が出てくるし、あっという間にデンペンも擦り切れてしまうんでしょうね。

夕方からは近くのお店でみんなで食事。
Mikeさんはお酒もお好きだそうで、私がビールを頼むとなんだか喜んでくださっていたみたいです。
とてもスリムな方でしたが「僕は食べることが大好きなんだ」と、スマホの写真をたくさん見せてくれました。
「食べ物、食べ物、食べ物、これは楽団の写真・・and, 食べ物、食べ物、食べ物・・ね、食べ物ばっかり!」とニコニコと話してくださいました。
とっても気さく!

Mikeさんは英語と中国語で話されてました。
老師は中国語が堪能で、二胡友さんは英語が堪能、そして私はというと、どちらも片言!
Mikeさんはそれでも全然面倒がらずに一つ一つ丁寧に受け答えしてくださいました。

来年くらいには大阪でもコンサートをしたいと仰っていました。
実現させてほしいです。そして可能なら名古屋でも開いてほしいですね。

冒頭にも書かせていただきましたが、5/5(木)には東京でライヴをされます。
お近くの方はぜひ!

ありがとうございました!

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GWの予定と 7/31名古屋ライヴご予約状況

皆さん、こんにちは。
明日からいよいよ大型連休!皆さんどんなご予定でしょうか。

私は明後日、大阪に行く予定にしています。
とある方と初対面する予定なのですが、またこのブログでその方について詳しくお知らせできればいいなあと思っています。
そうです、二胡の関係の方なんです。
Facebook経由で、海外の二胡奏者の方とも簡単にメッセージをやり取りすることができるようになりました。
とても楽しみです。

先ほどお知らせしておりました、7/31の名古屋ライヴについて、Facebookでも告知とご予約受付を開始致しました。
おかげさまで現在、24名様にご予約をいただいております。
あまりにスタートが速くてびっくりしています。
まだ先の日程にも関わらず、ご予約いただきました皆様、まことにありがとうございます!

明日あたり、発注していたフライヤが届くんですが・・
お配りする前に完売してしまうかも・・チラシいらんかったかも・・ふふふ・・

ますます気合が入っています。
まだ残席ございますので、引き続きご予約承ります。
皆様にお会いできますこと、一同心から願っておりますー!


新緑の中で、曹雪晶さんのコンサート

日曜日、曹雪晶さんのコンサートが開かれました。
場所は日進市にある山のホール。雑木林と池に囲まれた静かなホールです。
私は今回ご縁があってスタッフの一人として参加させていただきました。

以前下見に行った時はまだ冬の様子を残していましたが、当日は新緑もまぶしく、あちこちで鶯が鳴いていてすっかり春の様子。
空気もすがすがしくて、ほんとに気持ちよかった!
隙間時間に少しだけ近くの池で二胡を練習したら、池のウシガエルが一斉に激しく鳴き出し「うっせーよ」って言われているのかなと申し訳なくなりました。

開場一時間ほど前からお客様が並び始め、おかげさまで満席の大盛況でした。
今回のコンサートは無伴奏。二胡の繊細な音色を楽しんでいただけたのではないかなと思います。
私が二胡を始めたばかりの頃、買い集めたCDの中の何枚かが、曹さんのCDでした。
「どうすればこんなに優しくて美しい音が出せるようになるんだろう」と何度も繰り返し聴いたものです・・

演目は各方面からリクエストを聞いて決められたそうで、聴きごたえのあるセットリストでした。

おなじみの自虐風のMCで笑いをおこしつつ、たっぷり聴かせていただきました。
私は、無伴奏でもまったく退屈しなかったです。自分自身がリクエストした曲は自分が弾く時との違いの気付も多々あって、退屈するひまがありませんでした。
最後の曲は「もう終わりなんだ」ともっと聴きたかったくらい。
生音へのこだわりを強くお持ちの曹さん。ホールの響きもとてもよくて、生音の音色を楽しんでいただくのにはぴったりだったんじゃないかと思います。

アクセスがよい場所ではけしてありませんでしたが、都会の喧騒を離れた自然のあふれる雰囲気は曹さんのやわらかな二胡にぴったりだったと思います。

自然と言えば・・・
リハーサルの合間、ホールの入口で曹さんがたばこを吸いながら、通りがかった私に話しかけてくれました。
入口からは目の前に雑木林と池が見渡せます。遊歩道が作ってあって、散策できるようになっているようです。それを目下に眺めながら、ぽつりと仰いました。

「あの外に椅子を並べて、コンサートをしたらいいでしょうね」
「それはいいですね、雰囲気にぴったり」
「池のほとりで皆さんに聴いてもらって、私は小船の上で演奏するんです」
「あはは、それは最高ですね。先生は船上で演奏されたことはありますか?」
「はい、何度か。大きな船なら飛鳥とか」
「飛鳥、大きな客船ですね」
「そう。あとは、ほんとに一人しか乗れない船ですね、自分でこいで、岸でもう一人の人がどこか行かないようにロープを持ってくれているんです。」
「揺れませんか」
「揺れます。危ないです」

想像してみました。
自然の中で鳥やウシガエルや虫の声に囲まれて、曹さんの音がそれに溶け合って、それをみんなが耳をすましている・・おとぎ話みたい。いいな~

控室では曹さんご自身で使われている楽器を実際に見せていただくことができました。
私の楽器も見てくださったり、並べてどういったところが違うのか比較してみたりもできてとても興味深かったです。
20年以上使われている楽器だそうです。
皮は一度も張り替えたことはないとのことで、皮の色はセピア色ぽいというか、黄色っぽい茶色。三年前に張り替えたばかりの私の二胡(緑と黒っぽい)とは全然違う色と柔らかさだったのが印象的でした。この皮があの澄んだ音色を生み出しているのね・・

二胡を始めた頃の私にとって、曹雪晶という二胡奏者はとても遠い存在で、神様みたいな音に感じていました。
ずっと憧れてました(照れ!)
そんな方を、自分が車を運転して名古屋駅まで送り迎えする日が来ようとは・・
人生はわからないものです。

技術が正確で、上手で、パワーのある奏者はたくさんいらっしゃると思います。
でも、私はそれでも曹さんの演奏が好きです。
悩んでも自信を失う時があっても二胡を弾くことを辞められない、そんな曹さんの二胡は美しいと思うし、音を介してその人に魅力を感じるからだと思います。

特別な一日になりました。
来てくださった皆様、コンサートに携わった主催者をはじめとしたスタッフの皆さん、山のホールの加藤さん、ありがとうございました。

練習することは

一つの曲をずっと練習することは、ビーズを使ったアクセサリーを作るみたいだなと思います。

小さなパーツの小さな穴に、一粒一粒糸を通していくみたいだなあと。
小さなビーズを根気よくつないで一つのモチーフを作っていく。
できたモチーフをまたモチーフ同士で繋いでいく。
少しずつ大きくしていく。

ビーズが欠けたり汚れたりしていると、出来上がるモチーフも歪になる。
そのモチーフを繋いでも綺麗なアクセサリーにならない。

構成しているパーツは小さくても、その一粒をおろそかにしたらいいものができない。
だからつるっと綺麗な丸いビーズができるまで、何度もそこだけ練習する。

気が遠くなる作業です。

7/31 アンサンブル翠Live in 名古屋 源

久々に自主企画ライヴのお知らせです。
やっとフライヤーができました!

名古屋での初めての自主企画ライヴ。気合入れて準備してます!
演目もついに全曲決定。「自分たちがおもしろいものを」という自主企画らしいコンセプトのもと選曲しました。こんな曲、二胡で聴いたことない!そんな驚きをお届け予定です。
ゲストの方々も超豪華!
今からわくわくしてます。

場所は、K.D.earth DAIさんのライヴでもお世話になった、「Art&Music Space 源」さん。
都会のオアシス、アットホームな空間で一緒に二胡の可能性をさぐってみませんか。

 

2017年7月31日(日)
二胡アンサンブル翠 Live in 名古屋
開場13:50 開演14:30
チャージ ¥2500(予約)¥3000(当日)+要1ドリンクオーダー

Art&Music Space 源
http://live-gen.musical.to/
名古屋市千種区春岡1-11-8
TEL・FAX 052-751-2550
地下鉄東山線 今池駅・池下駅下車 徒歩約8分

お問合わせ、ご予約は、お店に直接か、または問い合わせフォームから

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全部で35席ほどのお店です。ぜひご予約していただくことをおすすめします。
お会いできますように!