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中国音楽フェスの翌日、兵庫県立美術館へ行っていました。
阪急王子公園駅からは徒歩20分くらい。
とても天気がよくて、歩道に差し掛かる桜の枝もこぼれんばかりの花びらで、散歩がてらゆっくり歩いて行きました。
森村泰昌さんの、「なにものかへのレクイエム」という展示。
この日が最終日でした。
ちょうど展示が始まる前に著書を読んでいて、とてもおもしろかったのでそれから気になっていた人だったのです。
この人の作品は、絵の中の人物や、有名人に扮装、なりきった自分自身を写真に収めるというもの。
今回もチェ・ゲバラ、ガンジー、アインシュタイン、三島由紀夫などなどになりきっておられました。
なりきることによって、その人物を、作品を徹底的に掘り下げて理解しようとする。
そしてそこからふり返って自分を改めて発見する。
この人の作品はおちゃらけているようで、時に毒々しく、でもどこか寂しくて、根底にこの森村泰昌という人の、「人」に対する深い興味と愛情を感じます。
映像作品の中に、こんなものがありました。
「海の幸・戦場の頂上の旗」
海辺を独り歩く兵士が、最後に白く大きな旗を掲げます。
「一枚の薄っぺらな画用紙
平々凡々たるカンバス
私の旗は 白い旗です」
そして作者からのメッセージ。
「あなたなら
どんな形の
どんな色の
どんな模様の旗を掲げますか」
旗?
そこで思わずふふっと笑ってしまう私。
私はこれから、どんな旗を掲げてみようか。
興味が赴くままに、自分が欲するままに。
人生の中でひたすら没頭してみるそんな時間があってもいいんじゃないかな。
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