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二胡との日常

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音を介して人を聴く

最近、仲間うちで話を聞いて思ったこと。

演奏技術が高くても、
その奏者自身に魅力がなければ、お客様はつかない。
「その人が出す音だから聴きたい」、そう思ってもらえない。

謙虚な気持ちを忘れて慢心していたら、それは必ず誰かが見ていて、スタッフさんにも、共演者にも伝わってしまう。

音楽で他人に勝つとか負けるとか、誰が上だとか下だとか、そんな気持ちで向き合ってる時点でもう、その人が発してるのは音楽じゃなくただの音。
意識がお客様の方に向いてない。
聴いてくださる相手がいてこそ音楽は成り立つのに。

お客様を、スタッフを、共演者をなめてる時点でプロ失格。ただの自己満足の音になってしまう。

「音を介して人を聴く」
ずっと念頭においている言葉。

音にはすべて出るから。
辛いことも甘いことも楽しさも悲しさも。
なぜ奏でるのか?
そこを履き違えたらあかん、とまた自分のことを振り返りつつ四日市に帰りまーす。
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